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或る日の情景~泉岳寺

参道にあった藪蕎麦
赤穂浪士が縁の泉岳寺。駅でいうと品川の隣で、私が住んでるところも品川の隣の隣の隣なので、『近所』なんだし、、と、いうことで何年か前ですが行ってみました。
都営地下鉄浅草線「泉岳寺駅」A2出口を出て、泉岳寺に向かおうとすると、デデ~ンと現れたのは、私の大好きな老舗の店構え!
しかも『藪蕎麦』!
コレはもう、何かの縁。
赤穂浪士の面々とお会いする前に、蕎麦前で軽く酔っ払っちゃおうと勇んで入店してみました。
まずは常温のお酒に、そば味噌と焼き海苔から、、、。
ン‼、、。むむむっ‼、、。
メニューに蕎麦前の品書きがない!?
ビールはある。
日本酒もある。
そば味噌ない。
カツ丼ある?
焼き海苔ない。
親子丼ある??
卵焼きない。
カレーライスある???
 
いたしかたなく、天ざるに常温のお酒を一本。
藪のお酒は菊正宗という認識でしたが、コチラはどうも違うようです。
続いて天ざる、、、コレガトッテモマズカッタ、、。
なんだかさみしぃ~くなってしまって、泉岳寺見学も今ひとつ盛り上がらず、フシギな一日となってしまいました。
後に調べてみると、
『連雀町藪蕎麦(現・かんだやぶそば)』の創始者堀田七兵衛さんの妹(4人姉妹)のうちの1人が、大正時代になって七兵衛さんの弟子と結婚して、暖簾分けしたのがコチラの『泉岳寺前藪そば』なんだそう、、。
由緒タダシイ『藪蕎麦』だったのですね、、。
それだけに残念な気持ちがしてなりません。
泉岳寺の参道にあった藪蕎麦、『泉岳寺前藪そば』2010年2月閉店。

或る日の情景〜日本橋人形町02

うぶけや
老舗が大好きです!
てか、老舗の店構えを見るのが好きなんですね。
店中では繋がれてきたシゴトをしている、そんな佇まいが素敵です。
静かです。
当然、風情があります。
お店に往来した数えきれないヒトビトの『気』が溢れています。
勉強になります。
ここは日本橋人形町『うぶけや』
創業天明3年(1783年)!
毛抜き、和バサミ、裁ちバサミ、和・洋包丁、剃刀等、各種打刃物を扱っている刃物屋さんです。
屋号の『うぶけや』とは初代の㐂之助(きのすけ)さんという方が打った刃物が「うぶ毛でも剃れる(包丁、かみそり)切れる(鋏)抜ける(毛抜き)」と、評判を受け、名付けたものだとの由。
 
私が『うぶけや』を知ったのはナニかのテレビ番組で、眉毛の毛抜きが紹介されてました。
番組でも大絶賛でしたので、早速お店に行って購入することに。
お店に行ってみて、驚いたのは、老舗の店構えであるにも関わらず、なにかカジュアルなフンイキ、、。
ようするに入りやすいお店でした。
店内は清潔で、数々の刃物が整然と並んでいます。
購入した毛抜きは8千円くらいで、中の上といたグレードのもの。
職人さんの丁寧な仕事がなされたこの毛抜きは、マッタクもって言うことなし!
購入してかれこれ10年近くになりますが、機能は微塵の乱れもありません。

また、お店で応対したご婦人のサッパリとした、

それでいて親切を極めた客あしらいはとても温かく、
ここが、これからも永く営むことを信じて疑いません。
日本橋人形町『うぶけや』東京を代表する名店です。

或る日の情景~猫03

こきちの一分
「こきちクン。」と、呼びかけたところコノ表情です。

通訳しますと。
「ン、なんでぇい!ウルせぇじゃねぇか!」
アンマリな物言いなので、私は口応えしました。
「あのね、もっとキャーイク振り向いて、ニャンニャンとか言えないの?」
 するとコノ表情です。

通訳します。
「おぅ、おぅ、おぅ、ベラぼーめ!何云ってやがんでえい!こちとら江戸っ子でぇい!」
私は沈黙しました…。
こきちクンが、我が家においでになったのは(既に記してますが)、マダ生まれて2ヶ月ちょっとでタイヘン小さかったのですが、なんだかヤタラと強気な子猫でした。
その頃我が家には、チンチラシルバーの『お蝶』、ブラックペルシャの『以蔵』(因みにこきちクンはアメリカンカールの『小吉』)が既にいらっしゃって、静かな空間が定着していたのですが、こきちクンの登場でスッカリ我が家の芸風が変わってしまいました。
こきちクンのキャラは武闘派で、キョーボーかつオーボー!
なんせ、ご飯をいただくにも、戦闘的で、それまでは「ミョウ、ミョウ」とかいうお蝶チャンと以蔵クンのヒーリング系サウンドだったのが、「ワオ、ワオ、ワオ~ン」とラウドでノイジーなサウンドが体制を占めるようになり、すべてにおいて、妙に殺気立ったフンイキの我が家になってしまいました。
とはいえ、こきちクンには憎めないトコロもあって、我々夫婦はタイヘン楽しい時間を彼から頂いた次第。
感謝の気持ちでいっぱいです。
余談ですが、こきちクンには兄弟がいて、ソノ娘はL.A在住のハズですが、
でも、もう生きてはいらっしゃらないでしょうね。