或る日の情景~猫06

小吉の咆哮!
彼には生まれつき『噛み癖』がありました。
ソレが巨大化に伴い、、、具体的には、1歳を過ぎて8kgを超えた辺りからヒジョーにデンジャラスになり、このままだと手がつけられない厄介者になってしまいそうでした。
そこで、私共夫婦は話し合い、彼を徹底的にシツケることにしました。
シツケ役は私です。
その時から、こきちクンと私のタタカイが始まったのです。
私としては星一徹と星飛雄馬の『巨人の星』のような感動的・ドラマチック・スパルタ教育を目指したのですが、家内に云わせると『弥次さん喜多さん珍道中』『てなもんや三度笠』的なお笑い風・ オトボケ・テキトー教育だったとのこと、、。
そもそも、、。
彼は望まれて我が家に来たわけではありませんでした、、。
あるヴォーカリストに誘われてお邪魔した横浜のブリーダーさんのお宅で、心ならずも譲って頂いた猫だったのです。
これには家内も困惑気味でした。
だからでしょうか、、。
私共夫婦の心を見透かしたように、こきちクンはアバレます、、。
『漆黒のお人好し以蔵』は、こきちクンのランボーに耐えかねて、数ヶ月後に我が家を去りました。
『シルバーのツンデレお蝶』は、こきちクンのランボーに逆ギレして右クロスカウンターで3度のダウンを奪いテクニカルKO勝ち!
以後こきちクンは沈黙し、お蝶チャンだけには一目置くようになりました。
ところが、こきちクンは私共夫婦にはマッタクもって強気!
オーボーな振る舞いは目を覆うばかり、、。
いたしかたなく私がシツケ役を買って出た次第。
私とこきちクンとの10年にも及ぶタタカイの歴史が始まったのです。

コメントを残す